パネルヒーターからの漏れで、不凍液も交換
暖房 パネルヒーターからの 不凍液 漏れでメールを頂きました。
不凍液がパネルヒーターから漏れる場合、まず不凍液の劣化が考えられます。
暖房システムによって違いますが、密閉式の場合は5~7年で不凍液の全交換になります。 不凍液=温水循環水を軽視されがちですが、不凍液は人間でいう”血液”にあたります。 人間は、腎臓と肝臓で血液を濾しますが 人工工作物はそうはいきません。 透析ならぬ、交換が必要になります。
不凍液には防さび剤が添加されており、これは経年によって劣化していきますので、交換等メンテナンスしなければ鉄製でシムテムを組んでいる限り、サビやピンポールという孔があきます。
定期的に不凍液を交換している場合は、特殊な使い方をしないかぎり(例えば年中稼働して30年越えなど)パネルヒーターの劣化が考えずらく、今回の場合は 不凍液の劣化を疑いました。
お話を伺うと、10年位前に一度交換しているとのことで、パネルヒーターを交換すると同時に不凍液も交換する提案をさせて頂きました。
古い劣化した不凍液を抜き、一度洗浄してから あたらしい不凍液を規定濃度に希釈し、注入しました。
この作業で、5~7年は不凍液は大丈夫です。
※密閉式の場合は、システムに異常があると、7年持ちません。