暖房用不凍液を10年ぶりに全て取替え交換
暖房用不凍液の交換をしました。
普段は普通に暖かくなるのに、利かなくなって初めて状況がわかるというのは、人間の病気と同じですが、E様の場合も循環する不凍液が、もはや汚水にまでなっていて、この写真をみれば「なるほど利かないわけだ」と納得されます。
問題はここまで放置すれば、暖房経路にあるたくさんの部品の故障の方が心配。
固形物が流れるとは想定してませんので、《不凍液も原因だけど、固形物で詰まっているかも・・》とも考えます。
不凍液の交換時期は5年~7年。 これは密閉回路での話し。 密閉回路とは暖房経路に酸素が入らないシステムです。
E様の暖房シムテムは開放式で、暖房回路は常時酸素(空気)にさらされている状態なので、このシステムでは2年~4年での不凍液交換が必要です。
暖房用の不凍液は、名前のとおり《凍らない液》なのですが、他に防錆剤が添加されていて、こっちの方の役割が大きいです。 この防錆剤が空気に触れると薄まっていきますので早めの交換が必要になります。
洗浄が終わると、 規定濃度に希釈して
1系統ずつ新しい不凍液を入れていきます。