暖房回路の更新
パネルヒーター暖房更新① 藤崎町
パネルヒーター(温水)とは、パネル内部に温水を通しパネルを熱くして、部屋を暖房する機器です。
正確にいうと、2種類あり《パネルラジエター》と《パネルヒーター》があります。 暖房システムによって(密閉回路か半密閉回路)使うパネルが違います。(←この辺は業者でも解らない方がいますので要注意)
違いは材質です。 《ラジエター》は鉄。 《パネルヒーター》は銅。
どっちがいいの? という問いには、物は《パネルラジエター》ということになります。 当然費用は割高(3割くらいアップ?)ですが、きちんとメンテすれば、100年暖房とメーカーは謳っています。(実際はまだ登場してから100年経ってないので検証のしようがありませんが)
よって、コストパフォーマンスに大変優れているということになりましょう。
ただし、それはパネルヒーター自体のおはなし。
パネルヒーターだけでは当然のごとく熱くなりませんで、熱を作るボイラーや暖房システムを維持する付属品の数々。 そして、つくった熱(温水)を運ぶ配管。熱をロスさせないようにする保温。温水を劣化させないようにする循環液(不凍液)等々、全てのパーツを完全に組み合わせて、初めて稼働する・・専門性がとても高いこの暖房システムが セントラルヒーティングというパネル暖房。
パネルヒーター・セントラルヒーティングは、きちんと稼働すると、すばらしく快適な冬を過ごせます。
人の体は不思議なもので、暑くて亡くなることはありませんが(熱波が別ですが)、寒ければショックで死亡するので(ヒートショック)、青森県のような寒冷地に住んでいる方は、暖房方法は最重要課題になります。
セントラルヒーティングの詳しいことは 別姉妹自主サイト
水まわりリフォーム解体新書
を参考にどうぞ。
さてK様の件です。
話を伺うと、新築してから数年は普通に運転していて暖かかったそうですが、それ以降次第に効かなくなり、その都度施工業者を呼んで何か部品を交換していったが、全く直らなかった。毎年暖かいがほんの少し。 ここにきて全く効かなくなったので、見てほしい。
・・・・とのことでした。 とにかく、何が悪いのか調べるため、1日時間を頂き、全てのシステムチェック。
一目みた瞬間から、つっこみどころ満載でしたが、考えられる事を一つ一つ確認していき、お施主さんに説明。
私の結果報告として、システムを正常に戻すため、
①ボイラーまわりの配管を、全て組み直す。
②ゲージ類を適正な場所に、必要な分だけ付ける。
③パネルヒーターはすべて取り外し内部洗浄する。
④同じように配管内も洗浄する。
⑤部屋温度制御方法を一部変える。
⑥循環水を一新する。
以上のことをお伝えし、作業に入りました。
私事ですが、他の業者が入っても直らなかった。というお話で一気に火が付き、必ず直すという気持ちで入ったのでして(笑)
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