温風機:ファンコンベクターの劣化により交換と不凍液交換しました
ファンコンベクターを使われていたお客様から、交換してほしいとのご依頼で、2台交換しました。
ファンコンベクターはあまりなじみのない機器ですが、暖房ボイラーで熱くした温水をファンコンベクターまで循環させファンを回して温風を出す温風機です。
一般的なパネルヒーターと呼ばれるものは=パネルコンベクター=と言い換えることもでき、そのコンベクターがファンを内蔵しているのがファンコンベクターです。
パネルコンベクター(パネルヒーター)
ファンコンベクター
パネルヒーターは自然対流で室内を温めるのに対して、ファンコンベクターはFFストーブなどと同じ機械的に温めます。
ファンコンベクターのメリットは、室内温度を急いで上げることができること。さらにパネルヒーターと組み合わせて使うことができ、例えば、トイレや脱衣所等の付属的な部屋はパネルヒーター 居室はファンコンベクター という設置もできます。
デメリットは、ファンと熱交換器(フィン)のホコリ詰まりにより、定期的にメンテナンスしないと暖房能力が落ちることです。 また、電気製品でもあるので15年~20年で寿命がくる点も挙げられます。
元々ついていたのはノーリツ製のファンコンベクター。 これをコロナ製に交換します。
同時に不凍液の交換も依頼されたため、一度不凍液を抜いた後 交換作業に入ります。
取付け中です。 外径寸法がノーリツ製と違って小さいですが、暖房能力は同じです。
(2.12Kw=1,820Kcal/h相当)
パネルヒーターでもそうですが、こういう暖房機器類を交換する際は、不凍液を抜かないといけません。
不凍液交換と一緒に行うことによって、余計な費用をかけなくて済みます。
パネルヒーターからの取替えも可能です。
パネルヒーターを使われている方。 検討されてはいかがでしょうか。