パネルヒーターが熱くならない2
パネルヒーターが熱くならなくて寒い② 弘前市
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試運転開始。20分、30分経過してもやはり問題のパネルヒーターだけ正常に熱くならない。
他のパネルヒーターは熱すぎるほど熱くなっているのに。
少し時間が掛かりますが 他の部屋の温度を下げないようにしながら 問題のパネルヒーターの系統を探し出し原因を探す必要がありました。
問題のパネルヒーターの同系統の他のパネルヒーターは触れないほど熱いのに、そのパネルヒーターだけ熱くなっていない。パネルヒーター自体に問題がありそうでした。が、詰まってはなさそう。
《④:接続バルブを疑う》
同じ系統のパネルヒーターは熱くなって問題は無いので途中の配管にも問題はなさそう。
そこで ”まさか” と思ったのですが、接続バルブを取り外して内部を確認してみることに。
《接続バルブ》は床から立ち上がっている配管とパネルヒーターを繋ぐバルブで、メンテナンス用に重要な部品です。 この部品はメーカーから来たものをそのまま接続するだけですから、不良というのは考えづらいのですが、半信半疑で取り外してみました。
なんと!問題のパネルヒーターについている接続バルブが不良品であったということが判明。
写真では見難いですが、詰まってます。ゴミが詰まってるとかではなく製造過程で金属が詰まったようです。 つまり貫通していない。 これではパネルヒーター内を不凍液が循環できず熱くなるはずがありません。
《⑤:接続バルブを現場加工します》
今までおそらく、循環液は根元まで来ていたのだが循環できなくて、熱伝導でほのかに暖かくなっていただけだったのでしょう。
さて、直すには新しい接続バルブを取り寄せしなくてはいけませんが、その間、同じ系統のパネルヒーターは止めないといけませんので、他の部屋にも影響があります。そして取り寄せの日数が掛かるし、なにぶん今は冬です。
そこで、慎重に現品を現場加工することにしました。
循環するべき孔をドリルで少しづつ開けて大きくしていきます。 まるで歯医者さんになったようです。
《⑥:再度試運転を行います》
加工後、パネルヒーターを接続し、不凍液を再注入し再加圧。そして試運転。
10分もしないうちにパネルヒーターガンガンに熱くなりました。
良かったです。本当に。
今回は原因がなかなか掴めず???でしたが、あきらめず追求していったのが良かったなのかもしれません。
施主様曰く「全然直らなくてイライラしてました。これでスッキリして 気持ちよく過ごせます。ありがとうございます。これからもよろしくお願いします」と満足して頂きました。
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