三菱暖房ボイラー 20年経過で取替え
三菱暖房ボイラー 取替え 依頼がありました。
三菱電機は過去に石油(灯油)暖房ボイラーが発売されていました。 現在では、石油(灯油)暖房ボイラーからは撤退し、空冷式の暖房にシフトしています。
お客様が20年使われたこの三菱製の暖房ボイラーも経年劣化のためいつ止まるか分からないという事と、しばらく不凍液の交換をしていないという事で、この機会に取替えます、というご依頼です。
常時圧力も0Paギリギリでしたので、おそらく2階へは微量な不凍液しか流れてなかったと容易に想像がつきます。
現場調査したところ、ボイラーまわりの配管もしっかりされているようでしたので、必要最小限の配管で済み、早く作業が終わりそうです。
暖房シーズン中なので、変則工事へ
暖房ボイラー取替えと不凍液交換の作業は1日で終わりません。最低2日は必要になります。
シーズンOFFは、いくら暖房を止めてもなんら問題がありませんが、シーズン中はそうはいきません。 特に、朝晩は暖房必須なので、暖房が使えない作業途中で一日目終了。というのは、あまりにお客様が不憫です。
そこで当よろずプランマーでは、工事手順を変えて、一日目の晩 2日目の朝でも暖房が使える状態にします。
本来であれば、シーズンOFFにこのような工事をするのがベストなのですが、急に止まったなど、やむを得ずという場合も機械もの故ありますので、そのような場合は変則工事に変えて対応しています。
膨張タンクを取替え 既設タンクを取り出せない
お客様の暖房システムは《密閉式》です。
奥に見えている白い丸い物が 今まで使ってい膨張タンクですが、取替えようにも取り出せない状態でして、配管しなおして、交換しやすい場所へ新しい膨張タンクを設置。
それにしても、当時の業者はなぜにかのような場所へ置いたんでしょうか。 不思議です。
暖房ボイラー設置 不凍液取替え
不凍液交換の写真は撮り忘れましたが、完成です。 ボイラー本体自体の大きさはあまり変わりません。
この暖房ボイラーはメンテナンスの際、長手方向の前面パネルが開きます。つまり、ボイラー前方にある程度のメンテナンススペース(奨励は450mm以上)が必要になります。 どこでもどの方向でも良いと言う訳でもありませんので、設置方向に気を使いますね。
これで、次のメンテナンスは仮に順調にお使いになれば、約7年後の不凍液交換になります。
▷設置したボイラー
UHB-170HR(FF) コロナ 暖房能力15,000kcal/h