暖房ボイラー取替え システム変更
20年使った暖房ボイラーの取替えです。
温水を暖めながら暖房回路をグルグル回すのがセントラルヒーティングですが、車にもガソリン車やディーゼル車があるように、暖房システムに種類があり、3通りあります。
- 1.開放回路によるシステム
- 2.半密閉回路によるシステム
- 3.密閉回路によるシステム
各々 それに合う暖房ボイラーがラインナップされていますが、2017年現在では、《1》の開放回路のボイラーは、面積が小さい場合のみになってしまいました。
E様邸は、30坪ほどを床暖にて暖房しています。システムは開放式です。
現在30坪の面積を、開放式にて暖房するボイラーは存在していません。 暖房ボイラーを取替えるにあたって、同時に暖房シムテムの変更も必要になります。
システム変更は、大規模な工事は必要なく、ボイラーまわりの配管切り回しで切替できます。
今回は、開放回路から半密閉回路に変更。 それに伴って、いろいろな付属品が追加されますが、一番大きいのは半密閉用の膨張タンクが追加されたこと。温水が暖められたことによる膨張をこのタンクで吸収します。
人体の体内をまわる血液も役割の一つに、筋肉から熱を全身に回しますが、熱による膨張した血液は、血管を広げることによって、吸収されています。
加齢とともに血圧が上がってくるのは、血管が固くなるためで、当然と言えば当然なのかもしれません。
話はそれましたが、膨張タンクを設置した写真です。
温水の量が多くなれば、その分 膨張する量も増えますので、計算の上設置します。
少し重くなるので、配管にその加重で影響がないように、細工しました。 不凍液は、これを期に全面入替。
今までE様は、1週間に一度、蒸発して不足した不凍液を足していましたが、これからは、暖房シーズンに入る前に試運転前に一度チェックすればOKです。 入れ方は変わりません。